こだわりのミルを好きな場所に持ち出して、コーヒーを豆を挽きたい!
普段は卓上式のアンティークミルを使うけど、さすがに山や川に持っていくにはかさばりすぎる。。。
現地で豆を挽くのも、こだわりのミルを使うのも諦められない方、コンパクトでアンティークなミル、ザッセンハウスハバナを持ち出してください。
コンパクトかつアンティークなミル
最大の魅力は、コンパクトなのに見た目は渋い(アンティーク感漂うフル真鍮)ところです。
ザッセンハウスのハバナは、昔から形を変えてません(見た感じアンティークと区別がつきません)。
アンティークのものは、175Mというモデル名でした。
コンパクトミルの定番ポーレックスとサイズ感的にはだいたい同じ、高さは20cmくらいです。
ただ、フル真鍮製なので重いです(真鍮好きはグッとこらえます)。
トルコ式と呼ばれるタイプで、ハンドルが外れて収納しやすくなります。
フタも取れて、刃の部分(上)と挽いた豆をためる部分(下)も外し、分離できるのでさらに収納性が上がります。
僕が山や川に持ち出すときは、分離してこんな感じで小さなポーチに入れます(ポーチのサイズは縦14×横17cmでした)。
これはPUEBCO(プエブコ)というブランドの小物用ポーチで、コスパが高く便利なのですが、もう売ってません。。。
刃はもちろん、細部までしっかりした作り
ザッセンハウスのミルは作りがしっかりしていて、特に刃は最高級です。
奥の方のギザギザ部分が刃です(キレッキレです)。
コンパクトミルは、刃がセラミックなことが多いですが、ハバナは硬質特殊鋼で豆を挽く精度も耐久性も高いです(重さは増してます)。
ザッセンハウスの象徴、ライオンマークの刻印も渋いです(真鍮を削ってるのでさらに素敵)。
アンティークモデル(175M)だと、西ドイツ刻印だったり、刻印なしのものもあって、(チャンスとマネーを与えていただけるのなら)欲しいものです。
下の写真は刃部分の裏側で、この円形の隙間から挽いた豆が出てきます。
豆の粗さの調整も分解して刃部分を掃除することもできます。
全て分解するときに外す表面のネジも真鍮製で、それすらカッコいい!
また、ボディーの表面には独特の模様(手彫り?)が入っていて、これもまた味があって素敵です。
挽いた豆を受ける部分(下半分)はこんな感じです。
当たり前ですが、内側も真鍮なので、マニアにはたまりません。
ハンドルも無骨でずっしり、ノブはアンティーク感があって、これだけでも雰囲気あります。
豆が繊細に挽けて、工程も楽しい
刃の性能は抜群で粗さの調整も細かくできるので、自分の好みに合わせて繊細に豆が挽けます。
この渋いミルでしかも特別な場所で挽くとなるとその工程も最高の楽しみです。
まずは、刃の下部分にあるネジで粗さを調整します(マイナスドライバを使わなくても手でできます)。
僕は調整しては少し挽いてみてチェック、を繰り返してマイポジションを探ります。
粗さが決まれば、ハンドルと蓋を取った状態で上から豆を入れます。
容量はMAX30gなので、一度で3人分挽けなくはないですが、僕がこれを使うときは1人で飲むことがほとんどです(寂しくはありません)。
ハンドルを回す動作が楽しく、回し心地もいい感じですが、ザッセンハウスの卓上モデルと比べると倍以上(感覚値ですが)回さないといけません。
挽き終わったら、そのまま下皿を外してドリッパーに入れます。
これは、卓上式のミル(引き出しタイプ)と比べると圧倒的に粉が入れやすい。
ハバナで挽いた豆はこんな感じ(僕の好みですが)、業務用の電動ミルとまではいきませんが、十分均等に挽けてます。
ドリップを開始して蒸らすと、粉が膨らみ出します。
自分のイメージ通りの膨らみ方を確認し、「ナイスグラインド」と呟きます。
コンパクトなミルですが、他のコーヒー道具を並べてみるとインパクトは抜群。
名前の通り、ボディーはハバナい(スリム)ですが、これによって活動のハバはめちゃくちゃ広がります。