アウトドアでも使える、渋くて性能も高いコーヒーミルがほしい!
コーヒーを淹れる機会が増えてくるとアンティークミルに興味が出てくる人も少なくないと思います。
アンティークミルの雰囲気や渋さだけでなく、性能までこだわりたい人にはザッセンハウスがおすすめ。
中でもアウトドアで使うことが多い人には、ザッセンハウス163が一押しです!
僕は、アウトドアでは圧倒的にこれを使うことが多い。
理由は、蓋がないので(逆に)豆を挽く時の香りが楽しめて、内側ダイヤルで不意に豆を挽く粗さが変わらないところです。
古いものなので手に入りにくいですが、気になる方はぜひ探してみてください!
真鍮とマホガニーのハーモニーが渋い!
まずはなんといっても見た目!(から入ります)
真鍮好きの僕は、ザッセンハウス(特にアンティークミル)と相性がいいみたい。
アンティークのザッセンハウスには真鍮が使われているモデルが多いのです。
本体はマホガニー色。マホガニーとは紅黒色で堅く、磨くと光沢が出る銘木の1つです。
この美しいマホガニー色の木材とくすんだ真鍮プレートのハーモニーが素敵。
コーヒー豆の受け皿もフル真鍮製、時代と共に真鍮にくすみが出てきて、渋いです。
真鍮部分を磨きたくなる気持ちもありますが、これはこのまま触らずに育て続けます!
また、全体のフォルムも現代のコーヒーミルとは一線を画していて、雰囲気漂う上品な形状。
コーヒーミルの四隅の柱もまるで歴史ある建造物、作り込まれています。
本体の上蓋部分も美しいデザインと職人技で工芸品のようです。
上質な素材と作り込まれた形状が相まって、光があたった時の艶がたまりません!
受け皿の引き出しはこんな感じで、縁部分など細部も凝った造りになってます。
毎回アウトドアでガシガシに使っているため、引き出しの取手部分が削れてしまっています(が、これも味です)。
ハンドルの取手部分も味のある形状、木目も出ていて綺麗です!
豆を挽くときにはちゃんと握りやすく、見た目だけではない機能美です。
真上から見るとこんな形状。
コーヒーミルという感じがせず、やはり工芸品だと思っておくようにします。
裏側にはモデルナンバーの「163」、そして西ドイツ製を意味する「Made in Western Germany」が刻まれています。
具体的な製造年はわかりませんが、おそらく1950〜70くらいと思います(違ったらごめんなさい)。
渋すぎる見た目と質感だけで、満腹になってしまいました。。。
アンティークなのに最高級のミル性能、挽く時の香りも最高!
渋さだけで満足しそうですが、ザッセンハウスの凄さは、アンティークでも性能が抜群というところです。
ザッセンハウスは特殊な鋼の刃が売りで、アンティークでもその刃の性能は最高級。
5年以上アウトドアメインで使い込んだ状態でも、刃を見ると鋭さがわかります。
豆の荒さは、内部に調整ネジがあり、ここで調整します。
調整しにくいように感じますが、外に調整ネジがあると触った拍子に粗さが変わったりするので、アウトドアシーンでは、内側に調整ネジがある方式が最適です!
豆を挽くときは真鍮の受け皿部分にダイレクトに豆(これは2杯分)を入れるだけ。
屋内だと豆が飛び散ってしまいますが、アウトドアの場合はむしろ、挽く時の香りがダイレクトに楽しめて好都合です。
豆を挽くハンドルの形状も独特でカッコいい!
「R.Z」の刻印は「ロバートザッセンハウス(創業者)」のイニシャルらしく、ロバートさんには日々感謝するばかりです。
挽いた豆(これは2杯分)はこんな感じです。
少し粗めですが、長年試行錯誤して、アウトドアではこの設定にたどり着きました。
一旦コーヒーミルから離れてしまいますが、挽いたからにはすぐにドリップ。
自然の中で豆を挽いてコーヒーを淹れて飲む。
渋くて美味しいく豆が挽けるコーヒーミル(163)があれば、更に充実です!
もし、お店やオークションで163を見かけたら、イチモクサンに購入してください!