アウトドアでおいしくご飯を炊ける、頑丈で渋い飯盒がほしい！
飯盒を使えば、種類を問わずほぼ間違いなくおいしいご飯が炊ける！
ですが、飯盒に耐久性や渋さまで求め出すと選択肢はギュッと絞られてしまいます。
そんな3度の飯も飯盒もこだわるグルメ＆ギア変態の方、スウェーデン軍メスキットセットをおすすめします！
僕は3年くらい前に、このメスキットセット（未使用）をオークションで手に入れて以来、飯盒はこれ一本でやらしてもらってます！
全くといっていいほど劣化しないので一生使えそう、むしろ、使えば使うほど味が出て渋さが増す仕様。
市場から無くなってしまう前に、スウェーデン軍メスキットセットを手に入れておくことをおすすめします！
すべて揃ったセット、しかもコンパクト収納！
スウェーデン軍飯盒の多くはセットになっていて、僕が持っているのは、このセットです。
［左上］飯盒本体
［左下］飯盒蓋&フライパン
［右下］アルコールストーブ
［右上］風防&五徳
［中央］燃料（アルコール）ボトル
燃料と食材さえあれば、炊飯や簡単な調理までできるフルセットになってます！
では、順番に見ていきます、まずは飯盒本体。
重厚な造りのアルミ製、手軽に買える飯盒と比べるとかなり分厚いです。
（写真が暗くてごめんなさい！）
上の蓋が段になっていて、裏返すと本体にスタッキングできます。
また、蓋部分を固定するフックが取手になり、フライパンのように使える工夫も！（考えられてます）
バーナーは、アルコール式で燃料用アルコールを使って燃焼させます。
SVEA社製のアルコールストーブで、なんといってもフル真鍮ボディーってところが渋い！
専用の風防もセットになっていて、風に弱いアルコールストーブの欠点をカバーしてくれます。
風防の底部分が折り畳み式の五徳になり、こんな感じでセット、上に飯盒が設置できます。
燃料用アルコールを入れる専用ボトルまで揃ってます。
このミリタリー感、こういう脇役のツールこそ渋い！
こんな感じで、順番に紹介してきたツール一式が、ひとまとめ・コンパクトに収納できます。
しっかりした造りの分重量はありますが、この収納力と使い勝手、さすがミリタリースペックです！
スウェーデン軍放出品、造りが頑丈！
ミリタリースペックと紹介してた通り、これはスウェーデン軍用につくられた実物、軍の放出品になります。
スウェーデン軍といえば、３つの王冠が描かれた「スリークラウン/トリプルクラウン」マークが象徴ですが、それが各ツールに刻まれてます。
まずは、アルコールバーナーの裏側。
スリークラウンとSVEA（スベア）社の刻印が渋い！バーナーはトランギア社とSVEA社製があり、SVEAの方がレアらしいので、尚よし。
風防（兼五徳）にもしっかり刻まれてます。
こっちにもSVEAが刻まれているので、アルコールストーブだけでなく、風防もSVEA社製ということと思います。
そして、燃料ボトルにも刻まれて（金型がそうなって）ます！
たかが燃料ボトルでもしっかり刻印やラベルがあるところが（さっきも言いましたが）素敵です。
飯盒本体には刻印がなく、スウェーデン軍で使われていたセットでありますが、この飯盒はハンガリー製のようです（それはそれでなんだか渋い？）。
いずれにせよ、質感を見れば最上級のミリタリースペックなことがわかります。
飯盒本体のこの重厚な造り、ハンドル周りもかなり頑丈につくられていて壊れる気がしません。
蓋を固定するフックやその付け根部分の構造も堅牢、パッと見、戦車です。
レギュラーで使っていて、吹きこぼれまくったり、加熱しすぎて米を炭にしてしまったり。
３年以上ガシガシに使ってますが、質感は全く劣化なし、表面の色合いなど、むしろ味が出てきてます（おそらく一生使えます）。
火力安定でブレなく調理、用途も豊富！
調理面でもメリットがあります。
一番は、アルコールストーブと専用風防を使うことで、どんな環境でも安定かつ一定の火力で調理ができることです！
このセットで調理すれば、風の影響も少なく、火力はほぼ一定なので、（水量・時間が決まっていれば）思った通りにブレずにお米が炊けます。
バーナーで火力調整に気をつかったり、焚き火で火力がわからずに失敗したりすることがありません。
この守られた空間と熱量（調整できないことがメリット）が、安定の調理を可能にします。
こんな感じで、着火したら決まった時間放置するだけ、僕の場合は３合30分スタイル。
アルコールストーブは静かで安全なので、テーブル上でも調理できます。
（風により底に熱を持つので、鉄板など敷いておくと確実）
キャンプだけでなく、登山や釣りでもこのセットが便利、僕は釣りの合間にラーメンをよく作ります。
飯盒でラーメンを作って、蓋を皿にして食べられるのでかなり便利。
スウェーデン軍のメスキットセット、このスペックは完全に星３つ！いや王冠３つです！
