アンティークミルがほしいけど、なんだかんだ新品で性能が高いものが欲しい・・・
そんなゴリゴリの矛盾を頭に浮かべている方は、ザッセンハウスのラパスで豆を挽いてください。
ラパスは、ドイツの老舗ミルメーカーザッセンハウスの中で、最高級かつアンティークから見た目が変わっていないモデルです。(昔は169と呼ばれていた)。
家でもアウトドアでも、年中ザッセンハウスで豆を挽き倒している僕(腕前はヘボいです)が、
ラパスを持っておくべき(持っておいてよかった)理由をお伝えします。
※ラパスといいつつ、アンティークの169を使っています。
鋭い刃で、おいしく豆が挽ける!
ラパスをはじめ、ザッセンハウスは刃の鋭さがウリです。豆をすりつぶすというより、鋭い刃でカットするという感じです。(だから、牙の鋭いライオンがロゴらしい?)
使い込んで、かつ掃除をサボっているのでわかりにくかもしれませんが、アンティークにも関わらず、刃がキッレキレ。
このキレキレの刃でカットすることで、豆に摩擦熱が伝わらず(豆は熱と湿度で劣化します)結果として、おいしさを保った状態でコーヒーを淹れられます。
耐久性も非常に高いので、僕は3年以上ガシガシに使っていますが、刃の劣化を感じたことがありません。
また、アウトドアでハンドドリップすることが多いので、手元やお湯の温度が狂って苦くなりすぎないように比較的粗め設定、挽いた豆はこんな感じです。
挽くのがラク、そして最高の挽き心地!
キレキレの刃と重厚なボディで、一般的な手挽きミルより格段にラク(力が要らない)に挽けます。
サッと淹れたい時、摩擦熱を気にせず高速で挽いてしまえるのも素敵。ラパスは違いますが、太ももで挟むための形状をした「サンディエゴ」というモデルもあります(私は関係なく挟みます)。
何より、挽き心地と音が最高に気持ちいい。
この手応えと音色はここでは説明できないので、はやいところゲットして浸って欲しい限りです。
屋内では豆の破片が飛ぶと掃除がめんどくさいのでフタを閉じますが、アウトドアではオープンスタイルで、音と香り(豆も)を散らかすのがワイルドです。
ちなみに、粗さはハンドルの付け根を回して調整します。
「ちょっと濃いめにしとく?」と小慣れ感を出してしまうほど、ダイヤルも上質で調整さえ楽しい。
見事調整に失敗して苦くなった場合も、豆が特徴的だったことを言い訳にできる保険があります。
真鍮と上質な木材が使い込む程、カッコイイ!
ザッセンハウスのコーヒーミルの多くが金属部分に真鍮を使っていて、ラパスも真鍮を多用しています。
真鍮は初めはピカピカですが、経年変化で徐々にええ感じのくすみが出てきます。
僕の169は、ドーム状のフタ部分に美しい歴史が刻まれています。
ハンドル周りは、傷も相まって渋い感じになってます(自己評価)。
本体部分も上質な木材でしっかりと作り込まれていて、長く使っていても高級感はかわらず、どんどん雰囲気が出てきます。
取手だけ真鍮。これがまた渋すぎる!(真鍮マニアの感覚)
アンティークと見た目が変らないから、インテリアとしても秀逸
ラパスは、今も買えるラインナップでありながら、アンティークとほぼ見た目が同じ。
裏側をみて見ないと現行品かどうか(変態くらいしか)見分けがつかないレベル。
このスタイリングが、部屋に無造作に置くだけで雰囲気をグッっと高めてくれます。
アウトドア、インドア、インテリアでも大活躍のラパス。買えるうちに手に入れるべきです!